FreeBSDをZFS構成でインストールする

概要

FreeBSDをZFS、ディスク暗号化あり、MBR構成でインストールします。基本的な流れは通常のインストールと同じです。MBR構成でディスク暗号化なしZFSを選択すると、/bootが起動時にマウントされない挙動をするので注意です。

目次

  • ZFS構成でインストールする
  • 暗号化ZFS構成の起動画面
  • まとめ

ZFS構成でインストールする

基本的なインストール手順は こちらの記事 と同じです。パーティション構成を選択する画面で「Auto (ZFS)」を選択してZFSの設定画面に移ります。なお、MBR構成でインストールする場合は bootpool is not imported after reboot on a MBR partitioned drive にあるように、暗号化を有効化しないと/bootが再起動時に自動でマウントされないらしい。そのため、今回はディスク暗号化を有効にしてインストールを進めた。

パーティション構成選択画面で「Auto (ZFS)」を選択。
Pool Type/Disks を選択してインストール対象ディスクの選択画面へ移る。
今回はインストール先ディスクが1つしかないためstripe(冗長化なし)を選択。
インストール先のSSDを選択。
ディスク暗号化を有効にする。
UEFIからの起動に難ありのPCのため、 MBR (BIOS) を選択。
最終確認画面。
ディスク暗号化用のパスワードを入力する。
確認のためパスワードを再入力。
暗号化が開始される。
数行メッセージが表示される。
ディスク暗号化が終了したら、データのコピーと展開のフェーズに移る。

暗号化ZFS構成の起動画面

インストールが正常に終了したら、再起動して適当なタイミングでインストールメディアを抜く。ディスクからブートできれば、暗号化されたディスクを復号するためのパスワードが要求され、その後システムが起動する。

ブート画面が表示される前に、暗号化ディスクを復号するためのパスワードを要求される。
パスワード入力後、FreeBSDのブートローダが表示される。

まとめ

ZFS構成でFreeBSDをインストールした。インストール構成の選択画面で設定値を入力しただけで、その他の手順は同じだった。システム起動後は、UFS構成でインストールしたときと同じように利用できる。

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